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「子供に集中力をつけさせる方法は?」

回答に対する返礼がないところを見ると、ひょっとして言い倒しちゃったのかなあ…。
それでは、御質問を見ていくことにいたしましょう。



御質問(QNo.2834868)

「子供に集中力をつけさせる方法は?」

質問者:sakagutiさん
小・中学生の子(男子)を持つ親ですが、子供らが勉強学習に集中力がないようです。
他で話し声が聞こえたり、またまわりの事が気になるらしく何かあると別のものに興味がいってしまうようです。
集中力をつけさせる方法はありますか?
よろしくお願いします。
(質問者:sakagutiさん)
この御質問に対する私の回答を以下に記します。

回答 ANo.3
回答者:hankyu8200

御子息が、「自然と」学習意欲がわいて集中力を高めて勉強する方法を考える時、視点として自ずと「自然な」流れを無視できなくなります。この「自然な」流れを無視するとどうなるか。親離れができなくなったり他力本願な性格になったりして、いずれにしても最終的にマイナスですよね。

いわば「必然」を持つことでしょうな。
男の子には「意地を張る」、女の子には「見栄を張る」という表現がありますよね。極めてごく自然で、いってみれば当たり前の感情といえます。この

「意地」や「見栄」を巧みに
引っ張り出せるようなコントロール

ができる子が、実は器用に「自然と」集中力を高めることができるものです。

その結果、成功体験や感動体験が蓄積していくことで「自信」が備わってくるわけです。
これが、理屈が理解できる前の発達・成長段階で「自然に」体験できると強いですね、傾向としては。
もっとも、理屈が理解できるようになると当然理屈で説明しようということになりますが、老婆心なら指摘しておきますと、このときついやってしまって致命的な禍根を残すのが「劣等感」を持たせてしまうこと。
これは今の時代、全くもって意味がないということです。
そもそも「意地」や「見栄」というのは、御子息自身で決めた何らかの「具体的な目標」がすでに意識されていないと芽生えてきません。
そこへ、例えば兄弟間や隣近所の同年代の子や同級生と比較したところで「具体的な目標」への意志がもろくも崩れ去ってしまうのがオチ。
仮にsakagutiさんの御子息の方がデキが良かったとしても、この比較の対象よりよければいいんだ、という安易な妥協点を与えてしまう結果に終わることが多いようです。

では、親御さんとして具体的にやってあげられることはなにか。
sakagutiさんの御子息についての詳細がわからないため、無責任な回答を申し上げるわけにはいかないのですが、経験的に有効と思われるのは、たとえばスポーツ観戦に誘って真剣勝負のムードの中、感動を体験してもらうこと。
言い換えますと、親御さん同伴して感動体験をすることで暗示にかかると、意外と子供は「食いつき」がいいものですよ。
暗示のかけようによっては競争体験としても「自然に」肥やしになってくれることもあります。御質問にあります様な、
>まわりの事が気になるらしく何かあると別のものに興味がいってしまうようです。
という御心配も、真剣勝負の中での感動体験や最初に申し上げた成功体験の積み重ねにより「自然と」解消されるいくはずです。
すぐに変化が表れることがなくても、何にでも好奇心がある、という視点で捉えてあげるにとどめておいた方が精神衛生上よろしいかと思います。

やる気が出る

集中する

結果を出す

その結果について廻りの人に
具体的な根拠に基づいてほめられる

もっとほめてもらおうと
目標を具体的に設定しようと考える

やる気が出る…。

このような過程をコツコツと築き上げていくことで、おそらく御子息が社会人としてご活躍される頃には懐かしいエピソードとして語り草になると思うわけです。
楽観的すぎと思われるでしょうか。
最後に御子息の大いなる御成長と御家族の御繁栄を御祈り申し上げます。



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▲いわゆる「マッカーサー道路」再開発計画




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