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「採用された理由にがっかり」

転職をアシストしてくれる人材紹介会社を利用しますと、企業側の本音を効率よく探ることができるそうです。
それ以上に段取りも気もラクに進みそうなのが縁故や知人などの紹介によるケース。
確かにその方が転職活動そのものを効率よく「むずかしく考えずに」進める目的にはかなうわけなんでしょうけど、結局のところ納得のいく転職が達成できずに、また転職市場を渡り歩く人が多い実態を、目の当たりにするとなりますとね、さすがに気の毒に思ったために、ちょいとエラそうですけど持論を展開させていただいた回答例です。
それでは早速質問を見ていくことにいたしましょう。



御質問(QNo.3011794)

「採用された理由にがっかり」

質問者:himawari-roadさん
前職で4年目に差しかかろうとした頃、同業他社の採用決定権を持つ人から声がかかり、待遇も良くなることが確実だったため転職しました。

私はてっきり前職での経験を買ってくれたのだと自負していましたが、ある時雑談で
「この業界に全くの素人というわけではない人で、あまり仕事のクセが付いていない人が良かったから」
と、私を誘った理由を耳にして非常にがっかりしました。

3年間というのは職歴を評価されるにはまだまだ短い年数なのでしょうか。
現在、仕事は全く一からのスタートという感じで仕事内容は一般スタッフクラスだった前職のほうがむしろ重要な事を任されていたくらいです。
現在は主任クラスになりましたが、名ばかりの・・・という感じです。こんなことでは大したスキルも身につかないまま、到底部下の取りまとめなんてできるようになるとは思えません。
上司は、少しずつ覚えてくれたらいいから…と言いますが。
そんな悠長なことを考えていていいのか、ここでしか通用しない人間になってしまうのではないかと不安で早くも転職したい気持ちです。

マネジメントのことなど気にせずにもっと現場の実務を積むことに専念できるところに行きたいのですが、今の職場においでと声をかけてくれた人に申し訳ないなという気持ちもあります。
やっぱり何年間かは今の場所にいたほうがいいのでしょうか?
それともさっさと見切りをつけて方向転換しても大丈夫でしょうか?

(質問者:himawari-roadさん)

これに対する私の回答を以下に記します。

回答 ANo.4
回答者:hankyu8200

himawari-roadさん御自身の価値観そのもの自体を、別の価値観の回答者様に評価してもらう目的の御質問は、意味がないとは申しませんが、なかなか難しいように思います。
このケースですと、私ならば前職の職歴評価から「頭を切りかえて」人材マネジメントスキル構築の足がかりとし、折角与えて下さっている「主任」としての職務を全うし、この職務に係る問題解決能力の向上に努めますがね。
himawari-roadさんは御質問の文面から、どうもスペシャリストへのスキルアップにこだわっていらっしゃるように斟酌できることから、これはこれで良い悪いの問題ではなく、繰り返し申し上げるようですが価値観のミスマッチが背景にある問題であると、推測できるのですが…。
現場重視のスペシャリストとしての、給与や地位にこだわらない待遇をお望みなのであれば、なるほど、御質問の文面にあるように苦痛となってしまうのも無理はない、といったところ。
ただ、himawari-roadさんがたとえば、10年〜20年先の仕事人生を考えられて、どのような方向性を持つかを見極めることは、転職を志そうが、このまま在職し続けようが、いずれにせよ避けては通れない課題となるのではないでしょうか。
3年の御職歴の中で、事実として該当する分野の企業であれば、どこへでも通用する「根拠」のある業績が御有りになるのであれば、その「根拠」を基に今回の転職仲介人と交渉すればいいことです。
それで通らなければ「他」を考えればいいことでしょうね。
そうしてさらにスペシャリストを極めて行かれることです。
反対に、残念ながら「無い」ことが前提で、職歴「期間」を前面に押し出すとなると、申し訳ありませんが「ただ3年間やっていただけ」と評価せざるを得ないというのが会社側の本音なのでは?
その本音をオブラートに包んだ表現が
>全くの素人というわけではない人で、あまり仕事のクセが付いていない人
という転職仲介人のセリフに如実に表れているようにとれる。
したがってhimawari-roadさんはがっかりされてしまった、というのならば、恐縮ですけれど、これはこれで話が完結してしまいますね。合点がいきます。
だから、冒頭に申し上げたように私ならば「頭をきりかえて」やってみる、となるわけですね。

「いい仕事ができる」という視点で見ますと、全てのスペシャリストの分を全て集めたゼネラリストなんていうのは、まずあり得ないわけでして、だったら全般的な流れが掌握できていて、あとは専門のスペシャリストにお願いしてお任せする立場に立った方がラクに目的が達成できる、という価値観もあるのです。
現在は、たまたま、この価値観の方が経済的に豊かになりやすく、かつ社会的地位も高めやすいとされています。
もっともスペシャリストの方々でも、世界的に通用するスキルがあるとなれば相応の評価が認定されますが、残念ながら、上限が限られているか、世間的に認知してもらえる「期間」が短いか、いずれかのハンデが付与されてしまっているケースが多いようです。
これはプロスポーツの世界を例にとれば、いくらでも実例が出てまいります。

このような視点から、他の回答者様が述べておられることが、それぞれ異なる方向を指し示しているように見えて、実はhimawari-roadさんにとって非常に有益な御指南であることがお分かりいただけると思うのですが…。

いかがですか。

ま、ともあれhimawari-roadさんが納得できる職業人生を歩まれることを、御祈り申し上げます。



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▲なんのトリさんでしょうね、ミリィーちゃん?



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