gakkuriさんシリーズ 2「転職したいんですが・・・・」
昨日掲載したQ&Aの主、gakkuriさんがあの御質問をされた3ヶ月後に投稿された、転職にかかる御質問です。
うーん、結局うまくいかなかったようですな。
それでは早速質問を見ていくことにいたしましょう。
御質問(QNo.3108301)
「転職したいんですが・・・・」
質問者:gakkuriさん
この御質問に対する私の回答を以下に記します。みなさん、おはようございます。私は現在28歳、福祉系の職に就いて、6年目になります。ここ数年の間、給料も上がらず、将来も全く見えません。
30歳になるまでには、「一生この仕事」と思える職に就こうと思っています。ですが、まともに就職活動をしたことも無く(学校時代に実習で就職が決まった)、一番の悩みは、自分のやりたい職業がないということもあり、悩んでいます。どんな職業でも気にしませんが、職安に行って検索しても、いいなと思う職がありません。転職する場合、どんなことがきっかけで、また異業種に転職する場合、どういう理由で転職するのでしょうか?もしも私と同じような経験をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ご意見をお聞かせください。よろしくおねがいします。
(質問者:gakkuriさん)
回答 ANo.4
回答者:hankyu8200
御質問にあるような「一生この仕事」と思える職、韻を踏むわけではありませんが、いわゆる「天職」を求めて転職を希望される場合は、成功率を上げるためにも手段に柔軟性を持たせる必要があるでしょうね。すなわち
http://www.hj.sanno.ac.jp/
が御参考になると思いますよ。
>まともに就職活動をしたことも無く…(中略)…自分のやりたい職業がない…(中略)…職安に行って検索しても、いいなと思う職がありません。
となると、視点を大幅に変えることになると思います。
まずいずれにしても「自己の棚卸し」がスタートライン。
まずいずれにしても「自己の棚卸し」がスタートライン。
すなわち「経験・スキル・能力・知識・価値観・興味の棚卸し」ということですね。
gakkuriさん御自身の「価値観」の整理と「興味」とのマッチングから検証していくといいと思います。
gakkuriさん御自身の「価値観」の整理と「興味」とのマッチングから検証していくといいと思います。
というのは、「天職」というのは、やはり「いい
な」「好きだな」と思える仕事である方が、飽きが来ないものだからなんです。
この飽きが来ないというのは重要で、今回と同様に「天職」と思って転職した業
種が斜陽化傾向を辿り始めたとしても、工夫して問題解決を図ろうと自然と頑張る気になるというものだからなんです。
ウンと極端な言い方になるかもしれませんが
どんな職業なら、朝起きた時に「会社に行きたくないなあ」と思わずに済むか
で判断するとわかりやすくなるかもしれませんね。
これに加えてgakkuriさん御自身では気付きにくい強みを発見するツールとしては、心理テスト「ジョハリの窓」というのがあります。
http://www.e-kotoba.net/e-top/e-mind/mind31.html
その上で職業心理学の視点から「ホランド」の6角形モデルという職業選択理論を御参考に職種を絞られるといいですね。「ホランド」で検索されると参考資料が出てくることと思います。
これらの結果にプラス、雇用市場の情勢をふまえて目標を設定することになると思います。
ほかにも、チョイと面倒かもしれませんが、企業の経営戦略策定ツールとして用いられる「SWOT分析」「ポジショニング分析」を個人にあてはめることで、 目標となる職種におけるいわば「立ち位置」が明確に自己分析できるものもあります。
ウンと極端な言い方になるかもしれませんが
どんな職業なら、朝起きた時に「会社に行きたくないなあ」と思わずに済むか
で判断するとわかりやすくなるかもしれませんね。
これに加えてgakkuriさん御自身では気付きにくい強みを発見するツールとしては、心理テスト「ジョハリの窓」というのがあります。
http://www.e-kotoba.net/e-top/e-mind/mind31.html
その上で職業心理学の視点から「ホランド」の6角形モデルという職業選択理論を御参考に職種を絞られるといいですね。「ホランド」で検索されると参考資料が出てくることと思います。
これらの結果にプラス、雇用市場の情勢をふまえて目標を設定することになると思います。
ほかにも、チョイと面倒かもしれませんが、企業の経営戦略策定ツールとして用いられる「SWOT分析」「ポジショニング分析」を個人にあてはめることで、 目標となる職種におけるいわば「立ち位置」が明確に自己分析できるものもあります。
学校法人 産業能率大学 総合研究所のホームページより
個人向けサービス > 学習情報 > コラム・資格の鉄人:第 3 回 SWOT 分析による資格選び
個人向けサービス > 学習情報 > コラム・資格の鉄人:第 3 回 SWOT 分析による資格選び
http://www.hj.sanno.ac.jp/
が御参考になると思いますよ。
面倒でしょうけれど、必ず何か気付きがあるはずです。
>異業種に転職する場合、どういう理由で転職するのでしょうか?
今挙げた各種の分析結果をネタとして踏まえ、gakkuriさん御自身のアピールポイントに代えて意識し、応募書類作成と面接に挑むことになると思います。
その過程で面接官の心証を良くすることはなくても悪くならず、といった理由が出てくるはずであります。
上に挙げたキーワードが解りにくければ、ハローワークの就職支援専門セクションの「アドバイザー」(カウンターの「相談員」ではないです)や、エンジャパ ン・DODA・マイナビ・ジョブエンジンといった仕事探しのサイトで、ネット上で分析・相談に応じるところ、あるいは有料になるかもしれませんが、人材コ ンサルタントに相談するという手もあるでしょう。
それでも、万が一、納得した結果が出てこない場合を想定して、面と向かって相談や意見が聞ける人脈を構築しておくと心強いですね。
上に挙げたキーワードが解りにくければ、ハローワークの就職支援専門セクションの「アドバイザー」(カウンターの「相談員」ではないです)や、エンジャパ ン・DODA・マイナビ・ジョブエンジンといった仕事探しのサイトで、ネット上で分析・相談に応じるところ、あるいは有料になるかもしれませんが、人材コ ンサルタントに相談するという手もあるでしょう。
それでも、万が一、納得した結果が出てこない場合を想定して、面と向かって相談や意見が聞ける人脈を構築しておくと心強いですね。
社内にいなくても取引先
や学生時代の友人など、何らかの脈路はあると思われます。
もしこのようなコネやツテの脈路から転職の紹介が得られるならば、ハローワークやネットでのいわ
ゆる「一般公募」より、割とラクして納得のいく確率は上がる可能性はあります。
というのは、このような脈路だと、ある程度本音で語り合える人間関係性が、
すでに作り上げられていることが多いからです。
少なくとも紹介話がなかったとしても、付き合いがあったからこそ参考になる意見を教えてくれることは大いに
あり得るからです。
難しく考えてしまいそうですが、このような面倒な壁を乗り越えることで、根拠があるからこそ納得のいく転職活動に期待できるというものですからね。
難しく考えてしまいそうですが、このような面倒な壁を乗り越えることで、根拠があるからこそ納得のいく転職活動に期待できるというものですからね。
離職前に片付けておくことをおススメします。
御参考になれば幸いです。
御健闘を御祈り申し上げます。
この回答に対する御質問者様の返礼文はこちら。
クリックしていただけると、人口が増えて街が発展するゲームに参加しています。
御参考になれば幸いです。
御健闘を御祈り申し上げます。
この回答に対する御質問者様の返礼文はこちら。
クリックしていただけると、人口が増えて街が発展するゲームに参加しています。
「自分に合った仕事」はほとんど、ないです。
「仕事に自分をあわせるのですよ」。そうすれば
いくらでもしごとはあります。^^*
と僕なら、言いたいな。^^
by こうちゃん (2008-05-14 00:15)
名前と同様に、Gakkuriなやつやなぁー。
昨日は、あんなに上昇志向があって、それなりになんとかなるかと思ったのに。。
まずは、自分探しなんでしょうけど、たぶんダメでしょうから、上でこうちゃん先生が仰ってるように、いろいろ仕事を経験して、何が自分に向いてるかを、早く探し当てることですね。
でも、そんな子に、世の中、なかなか相手はしてくれませんよ。。
by いわもっち (2008-05-14 08:06)
つまり・・・三ヶ月で転職したくなったり
「一生の仕事」を探したくなるワケ無いし
「六年も経つのに会議じゃ相手にされない
出世したいのに 評価もされてない
職種も職場にも不満があるし
自分に合って無いから 評価されないんだ
出世出来る 楽しい仕事って無いかなぁ
転職するのも不安だし 何が出来るかなぁ」
っと こんな感じな状態ですな・・・・
転職してみて 合うかどうか確認すれば?
いや 面接受けて 蹴られて
世の中の真実に目を向けなさい
by chunta (2008-05-14 09:09)
飽きがこない仕事、を考える上でひとつ。
「業種」を基準で考えたら駄目ですよね!
よく「この業界はちょっと…」という方がいますが、
業界は関係なく、その中でどんな仕事をするのか…
この基準で選ばないと、駄目になると思いますね。
「多くの人と接し、アピールする営業」「様々な数字を
きちんと整理してまとめる経理」「物事を調査して、
良い解決策を提案推進する企画」…など、こうした
側面で、自分自身が日頃の生活でどんなことを
しているときが一番ストレスなく楽しめているか、
こんな仕事の探し方、ができればいいんでしょうね^^
by しんりゅう (2008-05-14 12:02)
たびたび、こんにちは。
これ、「Gakkuriさんシリーズ」ということは、2度あることは3度ありますかー?? (笑)
きゅんぱちさん、たいへんですねぇ。。。
by いわもっち (2008-05-14 12:33)
こういう時に、後期高齢者が往々にして言いたくなる言葉・・・まったく、今の若いモンは・・・・でも、それを言っちゃあおしまいよ、
相談できるだけ、答えてもらえるだけでも幸せな世の中です。
by okko (2008-05-14 14:49)
◎◎会社に雇われている従業員の身分の方々に最低限要求されるのは、
雇用されている企業の
経営が回っていくための
諸問題を解決する気力と能力を
提供すること
であると、とある中小企業診断士の公演会で聴いたことがあります。
いわれてみればそうですよね。
これができなきゃ、
「なんのために会社に来てんのサ」
とツッこまれるわけですから。
☆ こうちゃん 先生!
☆ いわもっち さん
☆ chunta さん
☆ しんりゅう さん
☆ okko さん
ほか、いつもこのブログでコメントをいただく気鋭のコメンテーターの皆様のおっしゃることは、文面こそ多様ではありますけど、つきつめるとそういうことなのだと思います。
あ、それと、いわもっちさんには恐縮なんですけど、
「Gakkuriさんシリーズ」
はこの記事で当面は打ち止めですが(笑)、共通点は質問の文面はまともなんですけども、その行間に見え隠れする「不安感」が観念論化傾向をたどっているんですね。
なにかですね、その、Gakkuriさんのケースってのは、具体的にこうするつもりなんだけれども、他に有効な段取りはないだろうか、とかですね、具体性に欠けるんですな。
なので、回答する側もどうしても希望的観測を含めたものになってしまうところが、痛いですな。
常連の皆様の具体的なコメントを拝読しますと、いつも勉強になります。
深く御礼を申し上げるとともに、これからも引き続いて、よろしくお願い申し上げる次第でございます。
きゅんぱち
by hankyu8200 (2008-05-14 20:27)
仕事でもなんでも自分にぴったりななんて最初から思うことなんかないよね。
努力して学んで対人関係をしっかり円満にしながら どうすればここになじめるかが一番だと思う。
それは 家庭生活にも言える事 このお方 ちょっと考えが短絡的じゃないかな?
by umiko (2008-05-14 21:53)
三ヵ月後に転職の相談ですか。。↑の、きゅんぱちさんのコメント、希望的観測を含めた内容とおっしゃいますが、これだけ具体的に回答されているのには、感服いたします。
by 夢空 (2008-05-14 21:56)
確かに、きゅんぱちさんの回答はいつも素晴らしいですよね。
相手を傷つけず、きちんと実のあることを提示して差し上げて。
毎回感心して読ませていただいています。
by masugi (2008-05-14 22:19)
こんばんは。先日はご訪問ありがとうございました。
そうですねー、天職を見つけるのはなかなか難しいですよね。
なにより、1つの会社しか経験がない人には、具体的に
何をやりたいか、を探すこともなかなか難しいと思います。
たな卸し作業っていうのは、転職しなくても必要な作業だと
思うんです。今の会社でつまづいたときでも。
人生は長いようで短くて、短いようで長いもの。
そして自分の人生は自分で作り上げていくもの。
じっくり、考えて悩んで・・・。そういう時があっても
いいんじゃないですかね。
長文、失礼しました。m(--)m
by Sarah (2008-05-14 22:37)
こんばんは;
自分も自分にSWOT定期的に行うべきだなぁと思いました。
WとTを克服するように心がけると、ポジですよね。
面接を受けるテクとしては、WTをネガにならない表現を用いて、Sをアピールし、異業種と希望されるならOをハイライト
するとよい、と、思いました;
by One-for-you (2008-05-14 23:36)
天職を見つけられる人ってきっとものすごく少ないですよね(^^ゞ
何が好きかがまず分からないと、先に進みようがありませんね・・・(^_^;)
by みゅう (2008-05-15 19:25)
☆ umiko しゃん
おっしゃるとおり、それは言えますよね。
天から降ってくるがごとく、「一生この仕事」と思えるような仕事…なんて、簡単に出てくるもんじゃぁないですよね。
それができれば、ハローワークのみならず、民間の求人情報サービスや人材コンサルタントなんていらないわけですし。
そういう意味でも楽観的というよりも短絡的ですな。
☆ 夢空 さん
そう言って下さるとは、いつも恐縮です。
☆ masugi さん
ありがとうございます。
これは、回答役の宿命ですもんね。
言葉選びには相当頭を使います…^^。
☆ Sarah さん
詳細なコメント、ありがとうございます。
おっしゃるとおりですよね。
例えが妥当かどうかわかりませんけど、
自分自身の頭の中で、いかに知識・常識・教養・スキルが効率よく回転していくかを「物流管理」していくことがスキルアップの中でも地味ながら重要だと思うんですね。
私の予備校時代の恩師の話なんですが…、
この先生のいいところは、難しい試験問題に出てくる内容を、落ちこぼれの受験生にも理解できるレベルに斟酌して、わかりやすく教えることができるんですが、この先生の知性の「物流管理」が振るってるんですな。
どういうことかって言いますと、
わかりにくくて抽象的なことを、落ちこぼれの受験生たちの身の回りにある具体的な「実例」を比較の対象にもってきて解説するんですね。
だからわかりやすさに定評があったワケですけども、これが先生御本人曰く、たまぁ〜たま、自分の身の回りで起こっていることが、その比較の対象にもっていきやすいことが多いために流用が利くって言うんです。
これが受験生にウケるのみならず、実際の成績も上がっていく、と。
すなわち、身の回りから入ってきた知識や情報がそのまま講義のネタとなってアウトプットされ、それがいい結果をもたらし、好評の一端となっているというわけですな。
なので教師業をやっていると、ストレスが溜まらずして生徒が増えるから収入も上がると、おっしゃっておられました。
教師受難の時代といわれ始めた時代の話ですからね。
こうなると強いですよね…♪
☆ One-for-you さん
おっしゃるとおりですよね。
シンプルに考えるのが、一番ストレスが溜まらない、というものですし。
☆ みゅう さん
そうなんですよね。
めったにいないのではないかな、と。
それと、採用側がどのような人材を求めていて、それが自身のスキルレベルとマッチしているかの照合までをも実行できる自己査定スキルがないと、いくらスキルがあっても納得のいく仕事にありつける確率は格段に下がってくるといわれてますし。
by hankyu8200 (2008-05-17 00:37)