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「レポートの書き方教えてくださいっ;;」

良回答の評価をいただいたものの、大失態を演じた回答例です(汗)。
本当は「消火器」といいたかったところをなんと(汗)ドジなことに

「消化器」

とやってしまう、ドジさ加減(苦笑)。
しかもきづいたのは「投稿する」ボタンを押したあと。
質問者様は誤解せずに真意を取ってくれたのでよかったのですが、なにしろ「投稿する」ボタンを押したあとは校正が利かないのが OKWave のルールなもんですから、いやはやお恥ずかしい限りです…トホホ。
なので、校正改訂版を掲出させていただきます。
それでは早速質問を見ていくことにいたしましょう。



御質問(QNo.3303811)

「レポートの書き方教えてくださいっ;;」

質問者:_sa-chi_さん
レポートの書き方で質問です。

レポートの書き方というと、
「序論」・・・問題提起
「本論」・・・いくつかに章立てし        問題について検討する。
「結論」・・・自分の意見
ですよね?

(1)私は、「憲法9条を改正すべきか」という問題提起でレポートを書こうと思うのですが、「本論」に何を書けばいいのか分からないんです;;
改憲派の意見と護憲派の意見、両方を書くのですか?それとも自分の意見ですか?それとも事実ですか??

(2)また、例えば、『護憲派に対する意見で「でもアメリカは集団的自衛権を日本に求めている」というものがあるが、私はアメリカの言うとおりにしなくてもよいと思う。
だいたい、集団的自衛権を認めたら、いつアメリカの起こす戦争に巻き込まれるか分からないからだ。』
・・・というようなものは、本論ですか?結論ですか?


どなたか教えてくださいっ;
お願いしますm(__)m

(質問者:_sa-chi_さん)

これに対する私の回答を以下に記します。

回答 ANo.4
回答者:hankyu8200

レポートの提出先が_sa-chi_さんに求めているレベルにもよりますが、「序論・本論・結論」型や「起承転結」型の他に、

「結論例証型」

というのがあります。
すなわち最初のパラグラフ(段落)で結論を述べ、次のパラグラフから、その証明となる文章を展開し、最終パラグラフで結論を述べて締めくくる、というパターンです。
問題提起型のレポートの場合も応用が利くと思います。

1番のメリットは、結論がドーンと最初にくるためにインパクトのあるレポートに仕上げやすいこと。
比較的読者のレベルを選ばずして「言いたいことをハッキリ持っているな」という印象を持たれる確率が高いようです。
2番目のメリットは時間や字数に制限が設けられている時に筆者の文章構成の裁量に幅ができること。
いいかえると、この制限があるために「序論・本論・結論」型や「起承転結」型で書くと、結論をうっかり書ききれなくなって尻切れトンボとなって何をいいたいのかわからない文章が出来上がってしまい、評価としては大幅にポイントが下がってしまうリスクがあるということです。

たとえば、御質問の「憲法9条を改正すべきか」という結論を最初のパラグラフで「改正すべきである」としたと「仮に」しましょう。
次のパラグラフからその理由を事実に基づいて述べていくことになるのですが、ネタは_sa-chi_さんが得意とする分野で攻めていくのが無難。
あるいはANo.1の回答者様の展開が鮮やかなので、参考になると思います。
歴史的背景を基にした展開は割とやりやすいかもです。
私だったら国家の経済的背景から比較の対象を持ち出す形で

「自衛隊=消火器」論

を展開しますがね。
つまり、軍隊というのは独立国家である以上は原則、なくてはならないわけですが、かといって使われてしまっては経済的な国家の疲弊は計り知れないわけですよね。
これを家庭のケースに置き換えてみると「消火器」って言うのはこれがなければ万が一の火災発生時に「初期消火」できず、そのままも大炎上の挙げ句、全焼に至るわけで、その損害が個人のレベルではこれまた計り知れなくなってくる。
従って「消火器」はなくてはならない、となるわけですね。
この前提に立って、今度は主要先進国の軍事費の比較を展開するんです。
これは単なる費用の羅列にとどまらず、国民総生産に対する割合などといった、比較の対象として理解されやすいデータを持ってくると説得力が増すかもです。
ここで、御質問にもありますような、改憲派の意見と護憲派の意見を照合して、これまで展開した経済的視点から斬り込んで「消火器」を使わなければならなくなるような国際紛争に日本そのものが巻き込まれた場合に、この道具を「使えるようにしておいた」場合と「機材はあっても結局使えないようにしておいた」場合とで、当該紛争解決後にどれだけの経済負担がかかるか、というシミュレーションが両派でどの程度出来上がっているかを検証すると面白いものになると思いますよ。
どちらの派がいいか悪いかは明言を避けますが、例えば護憲派と言われる人達の間でも単なる感情論で意見しているものと具体的な経済指標を引き合いに出して意見しているものとに分かれます。
この場合、後者の方が説得力は格段に上がってくるものなんですね。
ついでにもうチョイと老婆心ながら参考になればと思い、持論を展開させていただきますと、私は今の国際情勢では、上記に展開した経済的理由から

「戦争をやるヤツぁ、バカ」

だと思っています。 戦争に勝ったところで、戦勝国に一体どの程度の利益がもたらされるのか、という視点ですね。
かつては戦勝国が負けた国の領土のみならずその国の国民や資源をもらえるという利益があったわけですが、いまの時代はあり得ないわけです。
となると、冒頭でも申し上げた通り、独立国家としては原則として国防を目的とした軍隊は必要となりますが、政治的背景として、領土や資源を独り占めするがごとく戦争を仕掛けた方がトクか、文化の違いを乗り越えて共存共栄を選択した方がトクか、というような視点で憲法9条改正論議を精査すると、興味深い結果が出てくるかもです。

ちょいとかき混ぜ過ぎたかな?
参考になれば、幸いです。
レポートがんばって下さいね。



この回答に続く御質問者様の返礼は、こちら。

「レポートの書き方教えてくださいっ;;」



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▲江戸川 河川敷での野球試合



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