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「今後の母校との付き合いについて悩んでいます」

再掲で恐縮です^^。 とうとう OKWave 上にて身の上相談にまで進出(苦笑)。
とはいえ、なかなかやっかいなお悩みだったので、真剣に回答したつもりでございます。
ちょいと持論に爆弾発言も?!
他人の実績を食いものにする教育関係者の実態をクローズアップしてみました。
それでは早速今回寄せられた御質問を見ていくことにいたしましょう。



御質問(QNo.3017030)

「今後の母校との付き合いについて
悩んでいます(長文です)」

質問者:whitebear3さん
はじめまして。
母校との今後の付き合いについて、悩んでいます。
長文で本当に申し訳ありませんが、どうかご容赦ください。
私の母校は、率直に申し上げまして例年定員割れで、生徒集めに苦戦している地方私立の中高一貫校です。
進学実績も決して華やかではなく、毎年地方の国公立大学に7人前後・早慶上智に1人くらいです。
私自身は、数年前に地方の国立大学に進学しまして、その後どうしても入りたい研究室があったため、去年東京の某国立大学大学院に進学が決まり、入学しました。
そのことを自分自身は直接母校に報告をしなかったのですが、私の友人経由で母校が知ってしまったらしく、去年のちょうど今頃、突然母校から
「是非受験生用のパンフレットに卒業生代表の一人として寄稿してくれないか」
という依頼を受けました。
そこで私は、
「高校時代、成績が特別良かったという訳でもありませんでしたので、どうかご辞退させてほしい」
と言ったところ、母校に
「あなたの学歴がないと困るんだ」
「もう新年度のパンフレットの原稿にあなたのスペースをあけてあるんだから、辞退されると困る」
と強く言われ、どうしようもなくなってしまい、そこで私は、

○あくまでも卒業生代表5人の中での1人として、目立たない形で載せること
○個人情報なので別の資料に転載する際は本人(私)に連絡し、確認を取ってほしいこと
○掲載した資料は送付してほしいこと

などを主な条件に、その上でならということで寄稿しました。
しかしながら蓋を開けるとこれらの条件は何一つ守られず、かなり好き勝手に使われてしまっている状態であることを、最近知人から偶然聞き知ってしまいました。
また、その知人に資料を送ってもらい確認したところ、私が原稿の中に書いたはずの大学名は消され、大学院名だけが強調されていました。
なんだか、悲しくて仕方がありません。
私って一体なんなのでしょうか。
なんだか都合のいい部分だけを利用されているように感じてしまいます。
何より悲しいのは、もう好きだった母校を信頼できなくなってしまったことです。
もうすぐ、別件で久しぶりに実家に数日帰らなくてはならなくなりました。
その際母校に立ち寄り、もう今後は自分の原稿をパンフレットに載せ続けるのは辞めてほしいと言おうかと思っています。
しかしながら、そんなことをわざわざ言いに行くなんて自分は心が狭いのだろうか…、
見てみぬフリをし続けるべきなのだろうか…、
生徒集めのために自分が寄稿し続けることで微力ながらも協力できるのであれば、自分が我慢さえすればいいことなのだろうか…
と思うと、気持ちが揺らぎます。
また確かに、利用したくなる母校の気持ちもわからなくはありません。
(うちの母校の偏差値を見ると、現状のままでは、私の大学院の大学学部に合格する卒業生は残念ながらまず出ないと思いますし、今までもいません。)
ですが、自分の名前と現在の所属名が載せられた資料が、自分の知らないところで知らない人に配布されていると思うと、それだけでも十分怖い気がします。

ですが…うーん。

皆様なら、私のような状況になった場合、どうなさいますでしょうか。
もしよろしければ、教えていただきたく思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
(質問者:whitebear3さん)
これに対する私の回答を以下に記します。

回答 ANo.3
回答者:hankyu8200

現在の少子化対策一辺倒と思しき(?)の学校経営の暗部を浮き彫りにさせるような、ナマナマしい実態ですよね。
母校全体の健全な発展を願うことが「母校愛」であるならば、「一部教師の保身の片棒を担ぐ」のと「母校愛の精神」とは、全くの別物です。

>「あなたの学歴がないと困るんだ」
>「もう新年度のパンフレットの原稿にあなたのスペースをあけてあるんだから、辞退されると困る」と強く言われ……

頼みもしないのに「辞退されては困る」というのは、いささか滑稽なセリフと捉えるのが普通でしょうね。
スペースが空いているのならその学校の教師陣の詳細紹介にページを割いてもいいようなものですよね。
でもなぜ、whitebear3さんの経歴を改ざんしてまで掲載にこだわるのか。
ネットでいろいろ調べると、単に少子化だけが原因かというとそうでもないような情報が、続々と明るみになっています。
それは「環境」利権と並ぶ「利権の大巣窟」すなわち「教育」利権の存在です。
この「教育利権」の内容は、申し訳ありませんがここで書ける内容ではありませんので、ネット検索されてみて下さい。
おそらく、何かつながりがあることがわかるはずです。
そして、その利権構造は必ず暴露されて、例えば建築偽装問題のときの建設利権にからむ官製談合や汚職事件となって明るみになった経緯が、正に教育の現場でも再現されることになるでしょう(殉職者が出ないことを祈るしかないのですが)。

whitebear3さんの母校がそのような悪意を持っているという事実は不明ですが、この仮説を立てると、御質問の経緯がほぼ説明できてしまうわけで、この仮説が成立しない証拠が判明しない限り、whitebear3さんは今回の懸案とは関係ないことを学校側に認めさせることが、将来的に見ても無難です。
これが、学歴に係るリスクヘッジというものと認識されるのがいいのではないかと思います。
そこまで極端な解釈をせずとも、御質問の文面からは、残念ながらwhitebear3さんの母校の、いわばデリカシーのなさが誤解とともに受け止められてしまうのは、誠に遺憾な話というところでありましょう。
仮にも単なる少子化対策の視点からの実績誇示による定員割れ回避の生き残り策であったとしても、学校側が、明らかに情報リテラシー、すなわち

  「情報を扱う倫理感覚」

から逸脱した行為に走っていますね。
たかだか十数文字にも満たない事実語句を偽装的に省略したといっても…恐縮ですが、この実態が明るみになれば、学校ぐるみの偽装工作を仕掛けていると誤解されてもおかしくないし、この手の話は割と全国的に存在する話なので、聞く人が聞けば
「ああ、この学校もそんなくだらない画策で生徒集めをして、ある種の(ここが「利権」に絡む)既得権益を守ろうとしているのね」
となるでしょう。
となると、whitebear3さんがこの事実を「知ってしまった」以上、あとになって「片棒を担いだ」ことまで明るみになれば、恐縮ですけれども、 whitebear3さんは学校側の「悪意のある誇大宣伝行為」に加担したとなると解釈でき得るところであります(あくまで極論ですが)。
ましてや学歴詐称に係る問題が社会問題としてあげられるようになった昨今、whitebear3さんがナーバスになるのも、当然な話ですよね。
対策としては、個人情報に係る法律を交えて、文書で抗議文と対策を要望する内容の文書を内容証明郵便で送ることが、ひとつ考えられるところ。
母校に出向いて面と向かって話し合ったところで、
「印刷の注文は発注済で変更が利かない」
だの
「文章データは廃棄した」
などと見せかけて、何年も使い続けるなどといった工作は、十分に想定できることだからです。
それでも納得できる返事がなかったり、仮にも「口止め料」などと称して金銭などを送りつけられた場合は、マスコミにタレ込む、という手段も考えられます。
ようは、マスコミに動いてもらって、世間に公にしてもらいつつ、コトの真相を洗い出し、学校側にけじめを付けてもらって再出発してもらうのが、本来、 whitebear3さんにとっても、将来後輩となるであろう入学志願者たちにも「本質的に」有意義な結果になると思います。
逆な視点でいえば、御質問でも危惧されているように、ある種誇大広告の効果で集まった入学生が現実を目の当たりにして愕然とすることが回避できることになります。
ただ、 whitebear3さんの名誉にも傷がつく可能性も、なきにしもあらずなので、リスキーな方策ではあります。
もし余裕があれば、弁護士を紹介してもらって法的かつ倫理的に問題があるかどうかを検証してもらい、確証が得られれば理路整然と抗議文を送る、毅然とした姿勢で臨まれると、相手も学校法人格ですから、出方を考えてくると予測されます。
ちなみに「学問のすゝめ」福沢諭吉著、檜谷昭彦訳、三笠書(2001/03)によりますと、
「学校の名誉とは、学問水準が高いこと、学問の教え方が巧みであること、学内の人物の品行が高潔で、議論がすぐれていることである。だから現在、学校教育にたずさわる者やその学校に学ぶ者は、世界の中の一流の学校と比較して、自他の損得を検討すべきである」
と100年以上も前に説いています。
これを現在の教育事情に当てはめれば、学校の「中味のある」名誉が確立されれば、卒業生の学歴を引用(改ざん)せずとも、優秀な生徒が集まって、学校は自然と繁栄を続けると斟酌できると同時に、このことが正に「本質」であると思います。
whitebear3さんが折角築き上げた、学歴にとどまらない学業実績を、自分の既得権益保護や保身のために正にwhitebear3さんの足を引っ張ろうとする輩に食い潰されないことを、老婆心ながら御祈り申し上げます。



この回答に対する御質問者様の返礼文は、こちら。
「今後の母校との付き合いについて悩んでいます」
http://okwave.jp/qa3017030.html?ans_count_asc=2

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