「『結論を先に言う』ができるようになる方法」不具合修正版
きゅんぱちのスキル↑談義です。
なかなかクレバーなコミュニケーションが要求される環境にいらっしゃる方からの御質問。
当の質問者御本人は『結論を先に言う』ことイコール英語の発想だということは気付いているので、じゃあその英語流の主張の展開の手順はどういうものなのかをザッと御紹介してさし上げた回答、というところでしょうか。
御質問(QNo.2918524)
この御質問に対する私の回答を以下に記します。
回答 ANo.7
回答者:hankyu8200
dengaku10000さんは向学心旺盛なんですね。
立派だと思います。
うんと簡単な例で申し上げますとね、家電量販店へ出向してきて実演・プレゼンテーションしているコンパニオンの方の話の展開を踏襲するってのが、タダでラクな方法だろうと思います。
彼らの「目的」は話題の新製品の魅力を強いインパクトで展開することでして、注目してもらうべきポイントを初めに何点か挙げて、その順番に旧製品と比較しながら説明するというのが一般的です。
最後に「オチ」として「新製品を買ってね」と持っていくわけです。
このとき、「目的」イコール「オチ」になっていると理解できればしめたもの。
これを今度はdengaku10000さんが発言する場合に応用する時は、どうするか。
A:内容がすでに体得されているので、
ズバリ結論から入っていける。
B:いったん得意とするスタイルで
「オチ」に到達してから、
段落を組み替えて
結論として初めに持ってくる、
という準備をしてから発言する。
話す内容に対するdengaku10000さん御自身の、いわば習熟度に応じて、おおよそこのような段取りの選択肢になろうかと思います。
御質問のようなケースですと、英語を習得する「必要」があるかどうかはともかくとしまして、英語流、すなわち「結論・証明・結論」という結論例証型の話の展開を踏襲する視点は、間違ってはおりませんね。
また「証明」の展開で、英語特有の様々な視点から比較の対象を持ち出す手法も踏襲してムダはないと思います。
ただし、例証の部分で、すなわち「実例」のネタの視点などまで全て英語流をマネしてしまったり、比較対象のレベルを間違ったりしますと、言葉は悪いですが「バカ」の烙印を押されてしまうリスクがあります。すなわち比較の対象を多く持ち出しすぎると「クドい」となるわけです。
このような視点は「序論・本論・結論」あるいは「一を聞いて十を知る」日本人にはピンとこないことが多いのですが、英語というのは、言語として運用される文化圏が地理的な面で、あるいは知識レベルの面で、実に様々なレベルの人間とのコミュニケーションを成立させる必要があるんですね。
日本では、ない、ことになっていますが、英語を母国語とする文化圏の国によっては「文盲率」「識字率」なんてデータがあるぐらいですし。
このことから、誰でも理解できるレベルの「実例」を出してくることになっているんです。
でもこれは日本人なら「そんな実例挙げなくても分かってるよ」っていうレベル。
ですから、論旨の展開方法だけ英語流を踏襲し、相手によって「実例」のレベルを自在に変えられるようにしておくことをオススメするわけです。
では、そのような論旨の展開を踏襲すると、どのようなメリットがあるか。それはズバリ、
ということに尽きます。
かつてのケネディ元米大統領が1分間に3000ないし4000語もの文章を読めたというのは「例証」や「実例」の部分をすっ飛ばして、最初と最後の「結論」だけで理解ができるという知的レベルの高さを物語るエピソード。
視点を変えますと「聞く」側「読む」側にも対応の仕方で、いくらでも時間の節約になるというメリットがあるということを前提として考えるといいと思います。
おそらくdengaku10000さんに指摘した方も、知的レベルはともかくとして、このような視点があってのことだったのでしょう。
念のために「結論例証型」について確認しておきますと、会話の場合はキャッチボールですから、相手が何か質問してくれば5W1Hに応じて回答を返してあげますよね。
次にそのような回答の理由や裏付けを展開します。
このとき、相手のレベルにあわせた比較の対象を実例に持ってきます。
相手のレベルっていうのは、相手の身の回りにある具体的な実例、ということになります。
そして最後に念を押すように結論を持ってくるわけですね。
この回答についてのほかの回答者様の回答文は、こちら↓
なかなかクレバーなコミュニケーションが要求される環境にいらっしゃる方からの御質問。
当の質問者御本人は『結論を先に言う』ことイコール英語の発想だということは気付いているので、じゃあその英語流の主張の展開の手順はどういうものなのかをザッと御紹介してさし上げた回答、というところでしょうか。
御質問(QNo.2918524)
「『結論を先に言う』ができるようになる方法」
質問者:dengaku10000さん
「結論を先に言いなさい。あなたの話し方は結論が最後で、最後まできかないと何を言いたいのか判らない」
と言われます。
文書は気をつけて書けばどうにかなるのですが、話す時にこのようなご指摘をうけてしまうことが、まだあります。
「日本語の構造が結論が最後になっているからできないんだ」
という説があります。
そのため「結論を先に言う」ができるようになるためには
「日本語で考えないようにする」
という方法が思い当たりました。
しかし、今から日本語以上に英語を習得するのはなかなか難しいです。
何かほかに方法はあるのでしょうか?
(質問者:dengaku10000さん)
この御質問に対する私の回答を以下に記します。
回答 ANo.7
回答者:hankyu8200
dengaku10000さんは向学心旺盛なんですね。
立派だと思います。
うんと簡単な例で申し上げますとね、家電量販店へ出向してきて実演・プレゼンテーションしているコンパニオンの方の話の展開を踏襲するってのが、タダでラクな方法だろうと思います。
彼らの「目的」は話題の新製品の魅力を強いインパクトで展開することでして、注目してもらうべきポイントを初めに何点か挙げて、その順番に旧製品と比較しながら説明するというのが一般的です。
最後に「オチ」として「新製品を買ってね」と持っていくわけです。
このとき、「目的」イコール「オチ」になっていると理解できればしめたもの。
これを今度はdengaku10000さんが発言する場合に応用する時は、どうするか。
A:内容がすでに体得されているので、
ズバリ結論から入っていける。
B:いったん得意とするスタイルで
「オチ」に到達してから、
段落を組み替えて
結論として初めに持ってくる、
という準備をしてから発言する。
話す内容に対するdengaku10000さん御自身の、いわば習熟度に応じて、おおよそこのような段取りの選択肢になろうかと思います。
御質問のようなケースですと、英語を習得する「必要」があるかどうかはともかくとしまして、英語流、すなわち「結論・証明・結論」という結論例証型の話の展開を踏襲する視点は、間違ってはおりませんね。
また「証明」の展開で、英語特有の様々な視点から比較の対象を持ち出す手法も踏襲してムダはないと思います。
ただし、例証の部分で、すなわち「実例」のネタの視点などまで全て英語流をマネしてしまったり、比較対象のレベルを間違ったりしますと、言葉は悪いですが「バカ」の烙印を押されてしまうリスクがあります。すなわち比較の対象を多く持ち出しすぎると「クドい」となるわけです。
このような視点は「序論・本論・結論」あるいは「一を聞いて十を知る」日本人にはピンとこないことが多いのですが、英語というのは、言語として運用される文化圏が地理的な面で、あるいは知識レベルの面で、実に様々なレベルの人間とのコミュニケーションを成立させる必要があるんですね。
日本では、ない、ことになっていますが、英語を母国語とする文化圏の国によっては「文盲率」「識字率」なんてデータがあるぐらいですし。
このことから、誰でも理解できるレベルの「実例」を出してくることになっているんです。
でもこれは日本人なら「そんな実例挙げなくても分かってるよ」っていうレベル。
ですから、論旨の展開方法だけ英語流を踏襲し、相手によって「実例」のレベルを自在に変えられるようにしておくことをオススメするわけです。
では、そのような論旨の展開を踏襲すると、どのようなメリットがあるか。それはズバリ、
制限時間内に
自分が伝達する内容を
表現しきってしまう
ことができる
自分が伝達する内容を
表現しきってしまう
ことができる
ということに尽きます。
かつてのケネディ元米大統領が1分間に3000ないし4000語もの文章を読めたというのは「例証」や「実例」の部分をすっ飛ばして、最初と最後の「結論」だけで理解ができるという知的レベルの高さを物語るエピソード。
視点を変えますと「聞く」側「読む」側にも対応の仕方で、いくらでも時間の節約になるというメリットがあるということを前提として考えるといいと思います。
おそらくdengaku10000さんに指摘した方も、知的レベルはともかくとして、このような視点があってのことだったのでしょう。
念のために「結論例証型」について確認しておきますと、会話の場合はキャッチボールですから、相手が何か質問してくれば5W1Hに応じて回答を返してあげますよね。
次にそのような回答の理由や裏付けを展開します。
このとき、相手のレベルにあわせた比較の対象を実例に持ってきます。
相手のレベルっていうのは、相手の身の回りにある具体的な実例、ということになります。
そして最後に念を押すように結論を持ってくるわけですね。
この回答についてのほかの回答者様の回答文は、こちら↓
「『結論を先に言う』ができるようになる方法」
「結論を先に言ってくれる?」
って、最近、よく聞くフレーズですが、これを言う人間(上司・客)ほど、結論がよくわかっていないケースが多いです。(笑)
結論は先に言わないまでも、
・できるだけ理詰めに。
・できるだけシンプルに。
・できるだけ短時間に。
メッセージを伝えるようにしています。
報告文書や、お客さんへの提案資料も同じですね。
(最初のサマリー&コンセプトが重要かと思ってます。。)
by いわもっち (2008-03-21 09:07)
それと、主語を言わない人がいまして、「何が?」「誰が?」と聞き返すのが日常です・・・^^;
by 夢空 (2008-03-21 09:29)
これがなかなか会得できないのよね。
もっと建設的発想でないとダメだとわかっているけど
はぁ。
by umiko (2008-03-21 09:31)
こんにちは。
この方は、逆に言えば「最後まで聞けば結論がわかる」=「意見がハッキリしている」ワケで、TPOに応じたトークのテクニックを身に付けるだけの問題じゃないかと;;;。
世の中には、会話の中でワケのわからない大変化球を投げたまま、その球がどこにいっちゃったかわからなくなっちゃう方はゴマンといらっしゃいますから、それに比べれば……。
英語的とか日本語的とかいった普遍的なものではなく、時と場合によって求められる様々な話し方のバリエーションを増やすという考え方ですね。プレゼンならシナリオ。面談なら直球。問診なら時間をかけてつまらないことまで話す。飲みならダベリ。それだけでいいと思うんですが……。場数の問題なのかな?
by みみちゃん (2008-03-21 09:32)
おはようございます^^
難しい問題ですね。でも毎回的確に返答されてますね^^
これは場数を踏まないと。。。と私も思いました。
RSS解除されちゃった^^;
更新しなくてゴメンなさいねm(--)m
by rotan (2008-03-21 10:24)
内容をしっかり自分のものにしていなければ、結論に到達するまで、持って回った説明になるのは事実ですね。
by SilverMac (2008-03-21 10:39)
なるほど~。コンパニオンの方の実演をモデルにするとは面白いですね^-^
これは私にとっても勉強になります(笑)
結論から始まり結論で終わる話法。
頭では理解したつもりでも、実践するのは難しそうですが(^_^;)
ぜひ習得してみたいものです^-^
hankyu8200さんは本当に優秀な方だな~といつも関心しきりです。
by みゅう (2008-03-21 14:42)
☆ いわもっちさん
おっしゃるとおり、相手によりけり、会話の展開によりけりですな(笑)。
いわもっちさんのスタイルを活用すれば、
ダブリなく
漏れなく
ムダがない
コミュニケーション発信が実現できると私も思います。
by hankyu8200 (2008-03-21 16:14)
☆ 夢空さん
たしかにそのような、どこをどうとっても主語がないために意味不明な会話になるってこと、ありますよねえ(自戒・笑)。
by hankyu8200 (2008-03-21 16:16)
☆ umiko しゃん
質問者様御本人は、おそらく、もの言いに今ひとつ「押し」の弱さがあるように伺えました。
それにひきかえ umiko しゃんの場合は、
どん と胸うつ
いいまわしをされていらっしゃるので、読みごたえがあるのと同時に希望を持たせてくれる、ある種の力強さをブログから感じ取ることができますよ♪
by hankyu8200 (2008-03-21 16:21)
☆みみちゃん
かく言う私も、このカテゴリーの文面を管理をしていると、大変化球を投げたつもりが、その球がどこにいっちゃったかわからなくなっちゃう……(爆)。
by hankyu8200 (2008-03-21 16:27)
☆ rotanさん
コメントありがとうございます。
こういうコメントを励みに、
ワタクシ、がんばっとります♪
by hankyu8200 (2008-03-21 16:35)
☆ SilverMacさん
おっしゃるとおりです。
「話の軸足のブレ」防止ですな。
by hankyu8200 (2008-03-21 16:37)
☆みゅうさん
これはこれは…。
みみちゃんの攻撃に撃沈されそうなところをフォローしてくださって(笑)、ありがとさんです♪
こういうコメントを励みに、
日々、がんばっとります♪
みゅうさんのお誉めの言葉に浮き足立ちながら、のちほどおうかがいさせていただきますね♪
by hankyu8200 (2008-03-21 16:40)
☆K2さん
nice!ONありがとうございます。
by hankyu8200 (2008-03-21 16:41)
まあ、英語はそんな感じですよね。
日本人はYESorNoだったら、orの国民性ですね。
ちょっと方向性が違うかも知れませんが、
僕は小説を買うとき、
必ず、「あとがき」を先に読みます、「あとがき」が
おもしろいと。購入します。今でもこのスタイルです。
なぜなら、「あとがき」=作者の本音=結論だからです。^^
by こうちゃん (2008-03-21 18:50)
☆こうちゃん先生!
なるほど。
よくわかります。
そうするとムダのない買物ができるわけですね♪
こうちゃん先生の卓越な応用力を垣間見た気がします。
by hankyu8200 (2008-03-21 20:16)
☆旅爺さん
nice!ONありがとうございます。
by hankyu8200 (2008-03-21 20:43)
☆yutakamiさま
nice!ONありがとうございます。
のちほどおうかがいさせていただきますね。
by hankyu8200 (2008-03-21 20:45)
反省しています!我が家の会話は「あれ、それ、これ、どればかり・・・」
nice押したけど???いいのかな~
by OJJ (2008-03-22 16:40)
☆ OJJさん
ありがとうございます。
押しちゃったのでしたら、わざわざはずすこともございませんですよ♪
by hankyu8200 (2008-03-22 22:00)